アアルトとは
アアルト(アルバァ・アアルト)は1898年フィンランドで生まれました。フィンランド建築の父とも呼ばれるアアルトは、フィンランドでは紙幣になるほどの人物であり、その活動は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐に渡っています。
アアルトは子供のころは測量技師の父の影響から、建築家になることを夢見ており高校を卒業し、ヘルシンキ工科大学に進学、大学卒業後に建築事務所を開設しました。
アアルトは単純な機能主義に反し、機能だけではなく、人への優しさを兼ね備えた木製ラミネートのカンティレバーの椅子”パイミオチェア”を発表しました。
アアルトの建築家としての地位を確立したのは1929-33年設計のパイミオのサナトリウムですが、また彼はこのサナトリウムのプロジェクトで本格的な家具の設計を始めたといわれています。
アアルトがサナトリウム用に作ったアームチェアは、成形合板を使った斬新な座面であったことから、材料革命と言われ、家具デザイナーとしての地位も確たるものにしました。
材料革命とまで言われたのは、木目があまり美しくない上に、丈夫ではない家具に使うのには不向きであると考えられていたカバの木(フィンランドに多く自生する)をスキー板の合板技術を用いて、成型合板にすることで新しい素材として利用できるように考案した点が高く評価されました。
その後、アアルトはスツールを次々にデザイン。この自作の家具を販売するため1935年にartek社を設立し、フィンランドの風土や文化を生かしたデザイン製品を数多く生み出しました。
このようにアアルトは建築、家具、照明、テキスタイル、ガラス製品まで幅広いデザインプロジェクトに関わり、今でもアアルトのデザインはファンが非常に多いです。
アルバァ・アアルトの椅子 アルテック-43
フィンランドの生んだ偉大な建築家アルヴァ・アアルトの代表作の一つ。ウェビングテープを座面に使った一連のアームチェアシリーズの一つです。幅広の曲木によるカンチレバー構造の脚兼アームが適度なしなりを持ち、快適な座り心地をつくりあげています。●W660 L1640 H700 SH410mm
●アーム/脚:バーチ
●背座:ウェビング(ブラック)
●デザイナー:アルヴァ・アアルト
●フィンランド製
※受注品
アルバァ・アアルトの椅子 アルテック-400
幅広の曲木によるアームレストが特長で、そのフォルムから「tank(戦車) chair」のニックネームがつけられています。デザインは1935-36年。●W770 D770 H650 SH370mm
●アーム/脚:バーチ
●背座:布張り
●デザイナー:アルヴァ・アアルト
●フィンランド製
※受注品